前回からだいぶ日が空いてしまいましたが、今回は、前回の続きで、インド占星術や紫微斗数などの、東洋占術系のアプリをまとめておきます。
東洋占術ソフトは西洋占星術ソフトより、まだもう少し探り途中です。。なので何の参考にもなりませんが、自分のメモ用に。。。この他にも良さげのソフトがあったら知りたいです。
<西洋占星術編>
<卜占術編>
インド占星術
PCソフト
Parashara’s Light (パラーシャラの光)
*有料(windows/Mac)*機能廉価版あり
言わずと知れたインド占星術のプロ御用達の有名なソフト。こちらもsolar fireと同様お高めですが、インド占星術を本気でやっていくのであれば購入した方が良いだろうと言われるほど高機能です。開発元サイトだと$299(2018年時点)。よく比べられるソフトとして、Shri Jyoti Starというこれまたプロ仕様の高機能なソフトがありますが、日本ではSh.K.N.ラオ氏のインド占星術が普及しており、ラオ氏自身もこのソフトの旧バージョンを使用していたそうなので、NKラオ式でプロの方はこちらを使用してる人が多い印象です。
Jagannatha Hora
*無料
無料にして多機能なインド占星術ソフト。GUI*1に癖が強い。。ですが、無料でこの豊富さは必要十分以上のスペックだと思います。起動時の表示ではD1(ラーシ)、D9(ナヴァムシャ)はもちろんのこと、D30とD3、D10、D60、出生&星の情報、アシュタカヴァルガが出ます。分割図は他のも見れますし、トランジットでも動かせるし、その他にも色々な設定も表示もできたりして、何気にマニアックに色々いじれます。表示が見づらいのが難ですが。。
Jagannatha HoraのGUIただ機能が多い分、半分も使いこなせてない感あります。。笑
また、同じような無料で多機能ソフトと言えば、GORAVANI JYOTISHというフリーソフトもあります。
Junior Jyotish
*無料
非常にシンプルで、とにかく軽いです。チャートの表示はD1とD9のみ、ダジャーもヴィムショッタリダジャーのみで、1段階までしか見れませんが、起動が速いので、ささっとトランジットを見たいときなどだけでも気軽に使えます。
シンプルですが、一応データの保存と印刷が出来ます。他の分割図とか、もっと細かい技法を使いたい人は、前述のJagannatha Horaのが良いですが、こちらは必要最低限という感じなので、まずは軽くインド占星術に触れてみたいという人はいいかも。
Junior JyotishのGUI
端末アプリ(iOS/Android)
iNewAstrology
*有料(iOS)*無料版あり(iOS)あり
インド占星術愛好家の方がよく使ってるアプリ。一通りの機能が揃ってます。このアプリの特徴は、西洋占星術やKPシステム*2のチャートも出せることです。
iNewAstrologyのチャート画面サイデリアル方式とトロピカル方式での設定変更は出来るものは多いですが、チャートの表示自体も西洋式(つまり円形のチャート)で出せます。オーブの設定や、ソーラーリターン、プログレス(ソーラーアークと1日1年法)が出せるので、西洋占星術でも同時にみることが出来るという特徴があります。
まぁでも、メインはインド占星術のために作られたようなので、インド占星術をメインにやってるけど、西洋占星術もやるよって人は、このアプリ1つで出来ていいかもしれません。
ちなみに機能限定の無料版もあるので、使用感触を確かめることもできます。
JyotishD
*有料(iOS)*無料版あり(iOS)あり
GUIや表示がシンプル&スタイリッシュで見やすいので、個人的に好きで使ってます。
操作も感覚的で、視覚的にわかりやすいのが良いです。起動時の表示はD1とD9ですが、チャートの真ん中をタップして表示させたい分割図にチェックを入れると増やしていけます。スライド切り替えです。ipad版は横表示が出来、ネイタル情報が左側に常時表示されてます。
JyotishD(ipad版)
個人的には、ラグナ(ASC)に色がついていて、ハウスの番号がふってあるのが、初心者にとっては親切で、わかりやすくて良いです。笑(邪魔なら消せます)
なので、iNewAstrologyと同様、サイデリアル方式とトロピカル方式の切り替えは出来ますが、こちらはハウスのカスプ度数が表示されてます。
ダジャーも3種類、4段階まで(チャラダジャーは1段階)まで表示でき、JyotishDを入れてからは、ちょっとした表示なら、ほとんどこちらを起動することが多くなりました。※ただ、ダジャーはアプリによって多少ずれがありますが
初めからサンプルデータが複数収録してあり、無料版はネイタルデータを保存できません。有料版は新たにデータを保存できますが、ファイル分けできないのでごちゃごちゃしてしまうのが残念。しかし、自動オンラインバックアップしてくれるので、ネイタルデータを常に共有できます。端末を複数所持している人にとっては本当にありがたい機能(他のアプリもこの機能欲しい)
あと、ユーザータイムゾーンを使ってるので瞬時に緯度経度を出してくれるのも良い。
無料版でも、開いた瞬間のトランジットは見れるので、それだけ見たい場合は無料版でもOKだと思います。
AstroSage Kundli
*無料(iOS/Android)
無料なのに機能が豊富で驚きます。大体のパラメータ見れます。有料の質問機能とか機能拡張でAPP内購入もありますが、それらを使わなくてもほぼベーシックな機能は大体網羅されてるので、そのままでも大体使えます。
AstroSage KundliのGUI
難点は、インターフェイスが若干見づらいこと。。機能が多いというのもあるのかもですが、色々触っている後「あ、こんなのも見れたんだ!」ってなったりします。笑
通知もやたら来たり、無料なので仕方ないですが広告とかが相まって、全体的にごちゃっと感(?)があり、インドらしいと言えばらしい(?)
もっと細かく見たい場合は、少し物足りない感ありますが、それでもダジャーを始めとしたさまざまなパラメータも見れますし、十分な機能を備えてると言えます。
また、英語になりますが、出生データから色々な情報と解釈を説明してくれるページもあります。この辺は無料なのに太っ腹だなぁと思います。
WEBソフト
Jyotish-ONE
*ベータ版無料
最近開発されたインド占星術のWEBソフト。唯一の日本語対応で、インターネット上でチャートを作成できるので、ネット環境があればいつでもどこでも作成できるのが強み。チャートの表示の感じは前述のJyotishDに近い感じで見やすい。
Jyotish-ONE現在はベータ版とのことで無料公開されていますが、D1、D9をはじめとした分割図のチャートや、ナクシャトラ、アシュタカヴァルガも出せるようです。時間も動かせるのでトランジットで経過も見れるのも良いですね。
ヴィムショッタリダジャーやチャラダジャーも3段階まで出せますので、基本的なことはこれでまかなえそうです。ちなみに、これまで紹介したソフトは北インド式の表示の切替が可能ですが、Jyotish-ONEはNKラオ式のため、北インド式の表示はできないようです。
自分も、色々使用感を試させていただきましたが、今まで日本語対応のものはなかったので、非常にありがたいです(こちらが出てからはJagannatha Horaの出番が減りました)
有料版も後にリリース予定とのことで、現在も継続して開発・改良しつつあるようなので、今後が楽しみなソフトです。
Jyotish-ONE Chart
https://jyotish-one.com/input.php
紫微斗数
PCソフト
紫微斗数WIN EX
*有料(windows)
日本語対応のシェアウェアで、有料ですが、2200円という価格で永続的に使用できるソフト。命盤や行運など、細かいパラメータが出せます。
印刷などの出力などにも対応しており、内容的には三合派の紫微斗数です。ちょっとした星の解説もあります。
紫微斗数WIN EXのGUIあと、色んなパラメータが枠内に色々出せるための仕様かと思うのですが、画面を広げても、上記のように、命盤は元のサイズより広がらないので、大きくできないのが不満点。笑
おそらくこのソフトの一番良いところは、設定が細かく出来るところですかね。星もだいぶ細かい星まで対応しており、実際使う星、使わない星、四化や星の表示色や、星の輝度なども、自分の好みで1つずつ設定できます。(画面は自分が色々カスタマイズしたものなので、表示が少ないです)
なので、星の輝度をそんなに使わないよという方にも対応できますが、飛星はおそらくできなかったと思うので、出力してから手描きになります。
紫微斗数WIN EX
https://naosoft.net/sbwp2.html
端末アプリ(iOS/Android)
文墨天機
*無料(iOS/Android)
海外製。紫微斗数アプリは他にも何個かありますが、最初にこれを使用したら、3流派(三合派・飛星派・欽天四化派)切り替えで見れるし、表示も見やすいし、便利使いやすいため、結局、紫微斗数アプリは、ほとんどこれを使用してます。
表示は中国語ですが、ありがたいことに、無料で使えるため、おススメです。pro版も一応出ていますが、インストールは無料で、そちらはAPP内購入で機能を追加できるようです。
文墨天機のGUI(三合派)
文墨天機のGUI(飛星派)
文墨天機のGUI(欽天四化派)
このソフトの個人的に気に入っているところは、流年と大運の切り替えが簡単でわかりやすいところと、四化を簡単に飛ばせるところです(三合派のみ)
本当は、四化がどの星につくかは長年紫微斗数をやっていたら表など見なくても飛ばせるのでしょうが、まだまだ表を見ながら飛ばす人にとっては、視覚的に一発で飛んでくれるのでありがたし。笑 ちなみに、流派によって若干つく星が違いますが、ここでは三合派に基づいているようです。
紫微斗數排盤
*有料(iOS)
海外製。三合派の紫微斗数アプリ。四化飛星版もあり、わりとお高めだが、大限や小限、流年も日時まで出せるプロ仕様。実際のプロの方も使っています。
それぞれの星の解説もあり、ホラリー的な用途にも対応してるのが良いです。お試し版が無いので、気軽に使用感を試せないところが残念。
四柱推命(八字・子平推命)
四柱推命は流派が様々あり、日本式はもちろん、中国式と台湾式だけでも結果がだいぶ違ったりするので、実はソフトやアプリとしてはまだこれ!というものを見つけていません…(ずっと色々と漁っていますが;)
流派が多数あるというところが東洋占術ソフト全般の難しいところだと思いますが、四柱推命は特に煩雑なので、基本的な命式・大運・流年が出せるだけでよければ、十分に出せる優秀なサイトがたくさんありますし、中国開発のものと日本開発のものでは若干毛色が違いますが、ただ命式をさくっと出したいだけなら、アプリはどれもあまり大差ないように思えるので、現在は、無料版ので使いやすそうなものを色々試しています。
WEBサイトだけでも備忘録に載せとこうと思ったけど、力尽きた…笑
もし、今後一推しが見つけたら、ここに追記したいと思いますが、一推しがあったら是非知りたいです。笑
まとめ
とりあえず、使用感を含めた東洋占術ソフト&アプリまとめでした!
本当は1記事でまとめるつもりが、例のごとく長くなり、2回に渡って長々と…まとめになってないまとめでしたが、自分的にも使用感や情報を一度整理したかったのもあって、今回まとめ記事を残しました。
でも、もし、誰か「使ってみたいけどなぁ~」と迷われてる方がいらっしゃったら、参考にならないかもですが、参考になったら幸いです!✨
以上、終わります!