今年は色々とすごい年になりました。
今回の新型コロナ騒動って、個人個人では本当に色々大変で辛い時期なんだけど、世界全体としては、新しい時代のために、国や人が見直すべき点を洗い直す状況を作るというか…古い体制は崩して抜本的に改革していくというか…なんだかいかにも水瓶座らしいやりかたで、時代移行してるみたいに感じる。。
— てるてる*ぽん (@astro_study) April 8, 2020
今年は、個人的には新型コロナウイルス流行を使った水瓶座時代への抜本的改革というイメージが強い年でした。。抜本ですから容赦なく、時として改革は痛みも伴います。まさかこのような形で半ば強制的に時代が変化していくとは。
占星術的には、他にも、土星と冥王星の合にはじまり、12月17日、本格的に土星が星座を変え、19日に木星も星座を変える。それが同じ星座への移動、さらには超久しぶりに重なるときたもんだから、占星術界隈では一大イベント。そう、土星と木星の合(グレートコンジャクション)がついに22日にしたかと思えば、気付けば今年も、もうすぐ終わりです。
そのことや、そのことじゃない記事もずーーっと、ちょこちょこ書いていたにも関わらず、文章をまとめる能力が相変わらずポンコツ&集中力皆無なため、どうしてもまとめきれず、ありとあらゆる記事が下書きのまま眠り、まさかのこの記事が2020年最初で最後の記事になるという。。由々しき事態。。。
で、その久々に書いた記事が何故、唐突にお笑い(M-1)なのかと言いますと、
実は中の人が、昔から熱心なお笑いファンであり、今年も行われたM-1を見て、お笑いと占星術が自分の中で重なったけど、お笑いも占星術も好きという熱い想いが誰にも伝わらないので、個人的に記事にしたかっただけという。。
本当は、ネタの感想とかを違うブログで詳しく書きたかったんですが、占星術の話題が少しでも入ってるので、迷いましたが、こちらのブログで書くことに。
なので、ほぼお笑いについて書いてしまっているので、ちょっと読む人を選ぶかもしれないです。。笑
占星術でみる「お笑い」とは
金星は、ホロスコープのなかでは人生の意義や生死に関わるような重要なパートではなく、あくまで人生に添える「花」「色どり」「楽しみ」「エッセンス」的な役割であり、「音楽」「恋愛」「社交性」「趣味」等を表す感受点です。
感受点の説明はこちら↓
「お笑い」はエンターテイメントなので、「お笑い」を表す星といったら「金星」が一見妥当かなと思いますが、お笑い芸人として「お笑い」を職業にして生計をたてるということになると、ただの「趣味」では終わらないので、「太陽」などの社会的な天体が関わってきます。
結局、全ての星が合わさって1人の人間のホロスコープが出来上がるわけなので(ネタを作っているのは芸人さん自身なので)、芸風やネタのカラーが一概に「金星」だけとは言えなさそうです(金星を何に使ってるかは人それぞれなので)
「お笑い」も笑いの「好み」が違うのは当然で、お笑いも趣味嗜好です。
なので、自分は、金星はどっちかというと、お笑いを「見てる側」の好みかなと思ってます。
1年に1度の木星・3年に1度の土星
↑感受点の説明の記事(上記リンク)に詳しく書いてますが、惑星は地球を1周移動する周期がそれぞれに違います。
なかでも、木星は約1年に1度サインを変え、土星は約3年に1度サインを変えます。
なので、1年占いなどは、年に1度の木星の移動に合わせて書かれています(大体毎年秋頃)
特に木星は1年間のブームをみてとるのに最適です。
グレートコンジャクション
ここで、今回の話には余談なのですが、昨今話題の「グレートコンジャクション」の説明を改めて少し触れておきます(省こうかと思ったのですが、一応このブログは自分の備忘録(リファレンス)的な位置づけだったことを思いだし、軽く説明を入れておく)
グレートコンジャクションとは・・・
木星の周期は11.9年
土星の周期は29.5年
この2つの惑星が同じサインに入って重なるとき、それがグレートコンジャクション。
約20年に1度起こる。約200年ごとにエレメントを移行(ミューテーション)する。
今回何故こんなに騒がれているのかというと、約200年に1回変わるとされるエレメンツの移動(ミューテーション)だから。
わかりやすく、グレートコンジャクションの歴史をざっくり遡ってみると・・・
- 2020年 水瓶座(風サイン)
- 2000年 牡牛座(土サイン)
- 1981年 天秤座(風サイン)
- 1961年 山羊座(土サイン)
- 1941年 牡牛座(土サイン)
- 1921年 乙女座(土サイン)
- 1901年 山羊座(土サイン)
- 1881年 牡牛座(土サイン)
- 1861年 乙女座(土サイン)
- 1842年 山羊座(土サイン)
- 1821年 牡羊座(火サイン)
- 1802年 乙女座(土サイン)
- 1782年 射手座(火サイン)
- 1762年 牡羊座(火サイン)
- 1742年 獅子座(火サイン)
- 1728年 射手座(火サイン)
- 1702年 牡羊座(火サイン)
エレメントを変えるときは1回次のエレメントを挟んで、本格的にサイン移動!という感じで、過去約200年間は、ほぼ地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)でグレートコンジャクションが起こっていたけれど、それが今後約200年間、風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)で起こり*1、それが今回からなので、占星術的に重要な転換期と言われているわけです。
グレートコンジャクションやミューテーションが起こった時期に何があったか歴史を振り返ると面白いのですが(産業革命など)、グレートコンジャクションの記事は非常にHOTな話題でわかりやすいものがたくさんあるので、詳しい内容はそちらを参照してもらうとして、ここでは割愛します。
M-1グランプリとその年のサインカラー
さて、ここからお笑いの話(超長い)です。M-1の説明はいらないかもですが、あえてお笑いに全く興味のない人向けに軽く説明入れますと、
M-1とは、漫才グランプリのことで、いわずと知れた日本のお笑い漫才コンテスト。お笑いブームの火付け役ともされている番組。
2001年に島田紳助氏発端で始まり、節目の10年目となる2010年で終了したが、2015年に復活してから現在まで、年に1回開催されている。
(出場資格は、2001~2010年大会の時は、コンビ結成10年以内であったが、2015年大会以降からは、開催がなかった5年を加味し、コンビ結成15年以内となっている)採点方式は色々と変わっているが、現在は、全国の予選会から決勝に残った10組(うち1組が準決勝で敗れた芸人から敗者復活戦で勝ち上がった組)が生放送でネタを披露し(1stラウンド)、そこで得点の上位3組が、さらに最終決戦(ファイナル)ラウンドとして得票数対決して優勝者を決めるというスタイルで落ち着いている。
私は、第1回大会から毎年欠かさず楽しみに拝見していますが、M-1は審査員はもちろん、会場の雰囲気、披露するネタ順番や前後の芸人のカラーなどによって毎年形相を変えます。生放送なので、まるで生きているかのように場の空気が変化していく感じも非常に面白いです。
百聞は一見に如かず↓ネタは公式サイトで見れます↓
日本のお笑いの歴史も、移り変わってきています。
2020年大会は、占星術を少しでもかじってる人が見たら、まさに水瓶座時代の象徴ともいえる大会でした。
毎年、年によってカラーが違う大会ですが、やはりここまで社会的な天体影響あるんだなぁと感心しました。
今年のM-1は、コロナで開催が危ぶまれましたが、無事予選会も開催され、決勝はちょうど12月20日。土星も木星も水瓶座入りした直後の時期でした。
優勝者はマヂカルラブリー。
しゃべりや掛け合いを基本とする漫才を正統派(王道しゃべり系)漫才とするならば、今年は、今までの「スタンダード」を覆すような一風変わった異質系漫才とでも言いましょうか、そちらが勢力を増した大会で、
2020年大会決勝出場者は、
- インディアンス(敗者復活)
- 東京ホテイソン
- ニューヨーク
- 見取り図 ☆
- おいでやすこが ☆
- マヂカルラブリー ★
- オズワルド
- アキナ
- 錦鯉
- ウエストランド
※ネタ披露順 ★…優勝 ☆ファイナルラウンド進出
ちなみに、決勝で上位3組に残ったメンバーの3組中2組は、いわゆる’’異質系’’。(”正統派”とか”異質系”どいったカテゴリなど無いのですが、ここではあえてわかりやすくそのように分けて言っています)
1stラウンド1位通過のおいでやすこがは、ピン芸人同士のユニットということもあって、既に変わり種で2本とも禁断?の歌ネタを披露しました。
そのせいかM-1後、あれは漫才じゃない、という漫才論争が勃発してましたが、色んな意見を目に通して思ったのが、今大会や優勝者を批判している方は、昨年王者王者ミルクボーイのような王道なしゃべり漫才が好きな人たちからの意見が多かったような気がしました。
どうやら昨年の2019年大会と比較されている方が多く、確かに、昨年の大会は歴代最高得点を出したミルクボーイ始め、レベルが高く、M-1史上最高と名高い大会でした。
2019年大会(木星山羊座♑期&土星♑)
その非常に面白かった2019年大会は、土星も木星も山羊座期。
決勝出場者は、
- ニューヨーク
- かまいたち ☆
- 和牛(敗者復活)
- すゑひろがりず
- からし蓮根
- 見取り図
- ミルクボーイ ★
- オズワルド
- インディアンス
- ぺこぱ ☆
※ネタ披露順 ★…優勝 ☆ファイナルラウンド進出
決勝出場者に今大会ファイナリスト2組のような特に目立った’’異質系’’はなく(すゑひろがりずとぺこぱが、見た目とネタに少し個性があったが)、
そして、山羊座の対応ハウスの10ハウスは、一種の「完成」「到達」を意味します。
2019年は土星もまだ山羊座にいたこともあり、だから、この年の大会は、近年のベーシックスタンダード漫才の最高峰という意味で、史上最高の大会と言われているのかな、とも思いました。(審査員のダウンタウン松本さんも、ミルクボーイのネタを見たあと「久々にこれぞ漫才!ってのを見た!」と感想を言っています)
ここまで見てると、木星が移り変わった後にやるM-1は、木星カラーが影響してる??と思えてきます。
興味があったので、遡ってみてみました。
2018年大会(木星射手座♐期&土星♑)
- 見取り図
- スーパーマラドーナ
- かまいたち
- ジャルジャル ☆
- ギャロップ
- ゆにばーす
- ミキ(敗者復活)
- トム・ブラウン
- 霜降り明星 ★
- 和牛 ☆
※ネタ披露順 ★…優勝 ☆ファイナルラウンド進出
この年の決勝組はトム・ブラウンが異質系でしたが、ここでも、王道正統派(しゃべり系)漫才がベースとして強いながらも、木星射手座らしく、動きと勢いのあるネタを披露した2組(ジャルジャル・霜降り明星)が決勝にあがり、最終的に、動きとしゃべりで勢いがあった若手の霜降り明星が優勝を制しています。
この時に、霜降りせいやが発した「お笑い第7世代」という言葉が、この年からお笑い界ではブームとなりました。このブームは、霜降り明星が着火して、お笑い界にまるで火のごとく、あっという間に燃え広がった感じです。
ちなみに、審査員は、ここから2020年まで同じです。
2017年大会(木星蠍座♏期&土星♑)
- ゆにばーす
- カミナリ
- とろサーモン ★
- スーパーマラドーナ(敗者復活)
- かまいたち
- マヂカルラブリー
- さや香
- ミキ ☆
- 和牛 ☆
- ジャルジャル
※ネタ披露順 ★…優勝 ☆ファイナルラウンド進出
山羊座土星時代開始の年*2です。木星は蠍座。蠍座らしく、ねっとり漫才のとろサーモン優勝。笑
ここで、注目したいのが、この大会最下位であった、今大会の優勝者マヂカルラブリー。
マヂカルラブリーのネタは、長年審査員を務める上沼さんにけっちょんけちょんに言われた挙句、堂々の最下位になった逸話は、優勝した今でこそ語られていますが、当時リアルタイムで見ていた自分も、あまりにもボロクソに言われて、見てられないくらい可哀想でしたので、よく覚えています。笑
確かに、マヂカルラブリーのネタは、癖があるため、万人受けはしないと思いますが、この年は、漫才やお笑いに詳しい人ならわかると思いますが、今考えると、他がしゃべり系漫才メンバー!!*3、逆にマヂカルラブリーの異質系漫才はこの中では浮いてしまっていました。土星×木星が土と水の組み合わせで、マヂカルラブリー自体と相性が悪かったように思います。*4
何故なら、マヂカルラブリーが優勝した今年にやったネタと、このボロクソに言われた年と、ネタこそ違いますが、やってることは基本的に変わってないからです。
もっと言うと、今大会で1本目にやったネタは、実は2018年の敗者復活戦でやったネタと同じです(でも2017年にやったネタより今回のネタの方がわかりやすくて良いし上手くなってた)
3年間努力して腕を磨いたのはもちろんあるとは思いますが、マヂカルラブリーが変わったというよりかは、見る側が変わったんだと思います。
今回過去のM-1もおさらいすると、3年の世代をみる土星と、特に1年間のブームをみてとる木星は、年1回のお笑い賞レースのカラーにも少なからず影響があるように思えました。
まぁM-1大会は刻々と雰囲気が変わる「リアルタイム」の大会なので、優勝の視点は他にもありますが(特にネタ順というのは、勝敗にかなり大きく関わってくるので、それも運)、占星術視点でM-1を切り取って楽しむのもありかと思いました。*5
新しい視点を持つ
2020年現在、審査員もされているダウンタウン松本さんが世に出てきてからも、それまでの漫才とは違って新しくなった感じはあったので、その前の漫才こそが本当の正統漫才だとおっしゃる方もいます。
なので、ダウンタウン以降、新しいお笑いのスタンスが取り入れられながらも、「漫才」スタンダードは、変化を取り入れながら、生まれ変わっていくのだと思いますが、
今回、私は、3年前(土星山羊座期)に、世間に全く受け入れられなかったマヂカルラブリーの笑いが、3年後、土星が山羊座を離れた途端に(木星水瓶座入りとダブル効果も相まって)受け入れられているのを見て、世の中の視点は確実に変っていっていると思いました。(特に木星が水瓶座に入ったのも大きいですが、社会全体が水瓶座っぽいものを受け入れている風潮が出てきてる。つまり、来年1年間がそういう風潮強めということかもしれない)
水瓶座は前の星座である山羊座を覆す意味で、権威の否定も表します。もしかしたら3年間続いたM-1審査員の入れ替えが来年あるかもしれません。
最終的に魚座になったら、この流れから予想すると、色々新旧ごちゃまぜな漫才が混ざって出てくるかもしれないので、それはそれで面白そうです。笑
来年以降もM-1楽しみにしてます。
お笑いのススメ
お笑い番組を見て「くだらない」と言って馬鹿にしていた人がいましたが、私はそれも1つの笑いであり、馬鹿にするのは、お笑いをよく「知らない」からだと思ってます。
色んな人がいるように、お笑いにも、漫才やコント、色んな形があり、ネタもそれぞれあります。
コントは苦手だけど、漫才は好きという人もいます。
かくいう私も、お笑いの「好み」はもちろんあるので、ネタをみても全く面白いと思わない芸人さんもいます。
でも、それを面白いと思う人もいます。感性が違うんだから当たり前です。
みんな違って、みんな良い。
なので、「お笑い」を嫌いと言う人は、たまたま見たお笑いが好きじゃなかった場合もあります。
あなたが面白いと思う「好みの笑い」はどこかにあるかもしれません。
笑うってほんと最高です。
笑うと免疫力があがるらしいので、このコロナ禍にもおススメです。
是非、自分の好きな「お笑い」をみつけて、大いに笑って欲しいです。
こんな時代だからこそ。
まとめ
水瓶座への移行の雰囲気は、何も今に始まったことではなく、2年くらい前から徐々に旧い体制への崩壊など、社会的にも片鱗をみせてきたように思います。そして、ここへきて、本格的に世界全体がぐっと押し出されているように感じているのは、きっと自分だけではないはず。
今回の漫才論争しかり、コロナによって変わった働き方やライフスタイルの変化などの抵抗、とにかく、旧い体制や権威への執着は、まだまだあると思いますが、木星も土星も、水瓶座に完全に移動しました。これからは、古い考えに固執する人は時代にどんどん置いていかれる気がしますので、柔軟にアップデートしていきたいところです。
今年は色々と大変な年でしたが、来年(来春)は辛丑。古いものが衰退し新しいものが芽吹いていくという干支を本当に表す年になりそうです。
自分も、自身をどんどん自由にアップデートしていきたいと思う年の瀬なのでした。
*1:グレートコンジャクションが星座のエレメントを変えることを「ミューテーション」という。ちなみに「グレートミューテーション」とは、グレートコンジャクションが火の星座に回帰するときを指す
*2:正確に言うと、2017年大会は12/3開催なので、決勝当日は土星♐28度の最終度数です
*3:ジャルジャルは比較的ニュースタイル寄りですが、M-1では基本しゃべり漫才ベース
*4:ボケの野田クリスタル自体が、太陽射手座初期度数なので、風と相性が良いかと。ちなみに、野田クリスタルは今年3月に行われたR-1でも優勝している。
*5:ちなみに、余談ですが、2016年大会は、木星天秤座期で、バランスのとれた安定漫才した銀シャリ優勝ですが、この年に惜しくも優勝を逃した2015年大会以降決勝常連の無冠の帝王、和牛は、今年は出場を見送りましたが、もしかしたら出てれば優勝できたんじゃないかと、お笑い好きの間では言われています。自分も最初そう思いましたが、和牛はどちらかにわけると正統派漫才の部類なので、今回この考察したら、どちみち今年はスタンダードを覆す芸人が優勝していたんじゃないかなと思いました。。和牛は器用で実力があって本当に漫才がうまいのに、毎年その年に一番合ったカラーを持つ芸人の勢力に今一歩及ばなくて優勝できないのですが、2017年も2018年もファイナル得票数1票差なので、今思うと木星天秤座期の勢いのある決勝2年目の2016年に優勝しときたかった…来年ラストイヤー出てもらいたいです